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根津美術館「酒呑童子絵巻」を見に南青山へ 

節分時期、ということだからか、酒呑童子絵巻を公開してるよー、ってのをTwitterで知って
(以前鬼の絵を調べたりしたときに酒呑童子絵巻はなんだか面白かった、、という記憶があったのだけれども、話の内容とかぜんぜん覚えてない…というのもあって)
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東京港区の根津美術館へ。
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表参道とか青山とか萎縮しちゃうよー
そのへんを歩いてる人の靴とバッグが高価そうだよぅ…
あたしは鬼の絵巻物が見たいだけなんだよぅ…
などと内心泣きながら表参道から歩いたわけですが

なんだかひろいお庭とかある敷地なので
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何かしらのお屋敷跡なのかなあ、と思っていたら、
明治の実業家のお屋敷でした。
根津美術館について|根津美術館
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都心の庭園っていいよねえ、なごむよねえ
と思っていたのですが

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なんだかいろいろ節操がなくてだんだん可笑しくなっていきました
(わけわからん石像とかめちゃくちゃいっぱいあった…)
もしやここはタイガーバームガーデンみたいなところなのでは…
(あるいは探偵ナイトスクープのパラダイス的な)

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まあ、都心の森はなごみますね…
(でも日本庭園を味わいたい外国の観光客さんは六義園とか行っていただきたいわあ…などと思ったり思わなかったり)

平日なのに思いの外混んでいてびっくりしたんですが、
数日前にNHKの日曜美術館で紹介されたらしいのを知って、なるほどと。
あと、(まあどこでもそうですが)中国系の観光客カップルとかも来てましたねー(春節だし)
かつて上海博物館に行ったとき、中国は文化大革命があったので
仏教系彫刻などが博物館くらいにしか残ってない、という説明を聞いてなるほど、って
納得してたこととか思い出しました。
2Fの展示の殷代の青銅器はかっこよかったなー。

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そして南青山のこなれ感から
(左の奥の方にブルーノート東京があるのよ…)

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一気に錦糸町に。バンザイ錦糸町。20世紀アジアを残す錦糸町。
(でも駅前の映画館がシネコンになっちゃった…去年の夏に行ったらもぎりのおねえさんが同じカウンターでコーヒー入れてくれたりしたのに…あれももう見られないんだな…)

ビビリながら行った南青山でしたが、戻ってきたらなんか“憑き物が落ちた”感があって。
何かに清められたのかも。なんだろな。

そしてやっぱり絵巻おもしろいです。

『バジュランギおじさんと、小さな迷子』2015 

香港とならぶ、独自の映画言語を培ってきた、香港と同じく英国に統治されてたインドの映画。なんなのかしらすごいよね。
なにしろ主演のちいさな女の子がかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい…(エンドレス 表情スバラシイ。
そしておっさんたちがかっこいい…かっこいいようおっさんたち…
「みんな観よう、コレ!!!」っておもいました。たのしくてやさしくてかわいくて考えさせられるのよ。みんな観よう。

インドとパキスタンとの関係からおきる困難をめぐってドラマは進むけど、2015年、2016年って、やっぱりそういう、「国家」「国境」(そして宗教対立)ってところにすっごく関心が行ってたときだったよね…ってのをまたおもったなあ(そしてまあ、今も続いている…)。
ラストのカットの、長く長く続く国境の柵が、世界は、国家は、生活者にやさしく動くわけじゃない、という残酷さを静かに語ってるようでした。胸に重く残るラストカットだった。

(↓この記事が、キャストやものがたり背景、登場スポットなどの解説を網羅していてすっごくありがたいです。
印流楽しいことマガジン masala press | 極私的『バジュランギおじさんと、小さな迷子』)

『王朝の陰謀 判事ディーと人体発火怪奇事件 』(2010) 

ツイ・ハークの『王朝の陰謀』シリーズ1作め。“香港映画言語”炸裂、貫禄と美学のある演出、そして20世紀の東西問わずの古典映画を思い起こさせるような画面…(さらさらっと作品が出てこないのがあたしの知性の限界…)。ディー判事は武后に楯突いて投獄されてたのを引っ張り出されてきて事件解決の依頼を受けるんだけど、「妖后への反逆の旗印だったお前が今では犬だ!」と言われるシーンあり、ラスト近くでは則天武后を新皇帝と認めつつも、治国には謀略も必要だが善悪が疎かではならぬ、と釘を指す、そして、自分にも毒は回っているのだろうが、それが癒えようと癒えまいと信じる道を行けばそこが楽土だ、と独白する…これ香港映画だしね、中国映画だしね、かっこええんちゃうん、って思っちゃった。
ここに出演してる中谷美紀感のある目ヂカラ女優さんはリー・ビンビン 李冰冰さんで、行方不明になってたのはファン・ビンビン 范冰冰さん、、、って確認もしました。ハイ。

『交渉人』1998 

韓国ドラマ『根の深い木』をみて、「これって『セブン』やし『ユージュアル・サスペクツ』やし『交渉人』なんとちゃうん!って思うけど『交渉人』観てへんわわたし…」、と思ったので観ました。
そりゃみんな(にほんのひとたちもね)こんなん作りたくなるわ、めっちゃ面白いしめっちゃかっこええもん、そんなんしゃあないわ、ってしみじみしました。
(どっこいいまやケビン・スペイシーすっかりセクハラの人やんね… そんなんなるなんて当時想像もせんかったやんね…)

『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』2013 

『サーチ』を観た後、感想だのレビューだのを漁ると連想する映画のことを挙げてくれてる人が結構いてて、その中の1つがこれでした。でもこの映画は『サーチ』より『スピード』のほうが近いかもなあ、、と思いながら観てました。主人公が勤めてる会社の本社がシカゴ、作業員はポーランド人だのアルジェリア(だったかなアゼルバイジャンだったかな)(※追記 おそらくアルメニア…)(アしか合ってへん…)人だの外国人労働者、途中で「ルートンあたり」っていうセリフがあったので、イングランド中部からロンドンへ向かう高速道路の話なのかな。アイデアのありようと、父親の亡霊に話しかける一人芝居のたたずまいは、演劇的って言うていいような気がしました。英国的、って言えるのかどうかはあたしにはよくわからない…英国的なのかな、どうなのかな。